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クリミア共和国のロシアへ編入問題で、米ロ双方に妥協点は見いだせず。  

 米国とEUから経済制裁をちらつかされてた抑圧の中、ロシアのプーチン大統領はクリミア共和国の住民投票の結果を受けて、クリミア自治共和国のロシアへの編入を容認した。

 この動きを眺めていると、それとなく筆者には強いロシアの復活の様子が思い起こされる。ロシア議会はいち早く、ウクライナ問題でプーチン大統領の方針を支持し、それをうけてロシア国民はプーチン大統領の支持率を一気に押し上げた。
 それに引き換え米国のオバマ大統領は、ロシアと天然ガスの供給などで直接的に関係するEUに歩調を合わせる形で「経済制裁」を強調し、ロシアへ妥協点を見出そうとした。この一連の経緯を傍観していて筆者が強く感じることは、シリア内戦の事後処理問題といい、これまでのウクライナ情勢といい、アメリカの外交力の後退が浮き彫りにされたかのようで、今後の世界情勢の安定化に一抹の不安さえ感じるのである。

 当然のことながら、国連の常任理事国が関係する国際紛争では、安全保障理事会は当事国の拒否権の発動をもって、国連は紛争解決にはなんら機能しないのが、今回の事象で明白になったのである。
 国連ばかりではない、いわゆる国際的に強い影響力を持つ国々が、その主張に陰りがなければ、どのような事態にも進行しうることが、それとなく見えて来て、今後の国際情勢に暗雲が見え隠れするのである。

 何はともあれ、クリミア共和国はロシアに編入されたわけだから、今後のウクライナ情勢は東部の住民が、このことを受けてどのように行動するか、ということになる。

( この記事を参照のこと)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp14031821000012-n1.htm
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